株式配当狙いの投資家ならブルーチップ株に投資すべき理由

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今回記事では、ブルーチップについて説明し、配当狙いの投資家はブルーチップ株に投資すべき理由を説明します。

ブルーチップとは

ブルーチップとは、アメリカにおける優良株を指す言葉であり、収益性、成長性にすぐれているだけでなく財務的基盤も磐石とした企業を指します。(参考:野村証券様:ブルーチップ/証券用語解説集

本記事ではアメリカに限定せず、上記定義にあたるものをブルーチップと呼称しています。

日本企業においては、例えばトヨタ自動車や三菱UFJ銀行といったような誰もが知っている超有名企業かつ財務健全性の高い企業がこれにあたります。(*これら企業が、今後にわたり財務的に健全ということを述べる趣旨ではありません。)

ブルーチップの企業は、すなわち広く社会からその成長性、収益性を実績含め認知されている企業であり、従って創業したてのベンチャー企業、新しい業界、といったところにはあまり見られません。

ブルーチップの特徴

ブルーチップのリターンとリスクの特徴について、以下説明します。

リターンの特徴

ブルーチップは企業規模が大きく市場において安定した地位を持つため、長期的に安定した成長が期待されます。

また、ブルーチップの中には、既に安定的な収益モデルを確立している=利益を配当に多く回しても問題がない=高配当で株主に還元する銘柄が多く、長期保有することで配当利回りによるリターンが期待できます。

さらに、世界的に有名なブランドを持つブルーチップは、単純なプロジェクトごとの収益性だけでなくブランド価値も市場に評価され、実績を積むとともにブランド価値が向上、相乗効果で株価も上昇するというケースが見られることもあります。

リスクの特徴

一方で、ブルーチップのリスクとしては、長期的に見て成長性が見込めない場合株価が停滞することがある、ということがあります。

ブルーチップは市場において安定した地位を持っているため、一時的に企業の業績が低迷した場合でも株価が急落することはあまりないもののビジネスモデルの変革等に影響され、長期的な収益性の評価が修正=株価が下落、停滞することもあります。(とはいえ、もともと株主に高配当しているブルーチップであれば利益還元性の観点からも評価されるので、その点株価下落リスクを緩和していると考えられるでしょう。)

また、市場全体が下落した場合には当然ブルーチップも株価が下落することがあります。とはいえ、国家を代表するようなブルーチップが暴落するときは、そもそも国家、国家の株式市場全体に影響があるレベルの事態が起きていることがほとんど(影響を免れる銘柄自体がほぼ存在しえない)ので、このリスクは株式投資する上で考えても仕方のないものでしょう。

配当狙いの投資家がブルーチップに投資すべき理由

上記を踏まえて、リターンリスクの観点をざっくり整理すると、

「短期的に値上がりもしづらいが、値下がりもしづらい」

「またビジネスモデルは安定的であり、高配当が期待できる」

という特徴があり、そのため配当狙いの投資家はブルーチップに投資すべきであると考えられます。(*投資効率として最適、という主張ではなく、投資戦略として売買を繰り返さず配当を待ちたい+投資信託を選択しない投資家にとって推奨される、という主張であることご了承ください。)

なお、ブルーチップは既に市場において安定した地位を持っているため、時価総額も大きく、従って単元株あたりの価格も大きいという特徴も備えています。そのため、その銘柄に投資するためには必要な投資額が多くなり、一般的な個人投資家には敷居が高いことがあります。

しかし、敷居の高さは逆にメリットでもあります。明確な根拠・データはないのですが一般的傾向として、元手の少ない投資家は、一山当てよう、異常な利益率を達成しようと、噂に基づいた売買をしたり、短期売買を繰り返したりします。必要な投資額が多いということは、こうした投機的傾向の強い元手の少ない投資家を呼び込んでしまうリスクが低い、ということです。

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