【FX】「資金管理で勝てる」わけではない理由

トレードそのものについて思うこと
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今回は、「資金管理だけが上手=勝てる」わけではないことについて整理します。

資金管理の方法について

資金管理の方法について、例として以下のようなものを挙げます。

  1. 1回あたりトレードでの損失比率設定
  2. 複数ポジション保有に係る設定
  3. 連敗連勝設定

1回あたりトレードでの損失比率設定

これは「総資金に対し〇%まで」という形で1回あたりトレードの最大損失比率を設定する手法です。

総資金と%から最大許容損失金額を設定し、そこから許容損失pips x ロットを逆算します。

具体的な損失比率設定にあたっては、「バルサラの破産確率(引用元:gemforex様)」が有名です。

これによれば、「勝率50%であれば、1回あたりトレードの損失比率を2%に抑えれば絶対に破産しない」そうですが…

複数ポジション保有に係る設定

上記の通り1回あたりトレードでの損失比率を設定しても、トレード回数自体が複数回重なれば損失比率も複数倍に膨らみます。

1回あたりトレードの損失比率の設定は結局最大同時所有可能ポジション数の設定とセットと考えることも出来ます。

例:1回あたりトレード損失比率は2%で、最大同時所有ポジション数は5=瞬間最大損失比率は10%

連勝連敗設定

1回あたりトレードでの損失比率を基準として、連勝した場合連敗した場合にそれぞれ損失比率を引き上げ、引き下げします。

おしなべて勝率が50%だとしても、確率の偏りは存在します。連勝と連敗は重なる傾向があり、その傾向をつかんだ際に利益は増進、損失は軽減するための工夫です。

例:3連勝した場合、1回あたりトレード損失比率を2%➡3%へ引き上げ

例:3連敗した場合、1回あたりトレード損失比率を2%➡1%へ引き下げ

資金管理と「勝つ」ことの関係

上記いずれの資金管理の方法も、破産を回避するための方法としては間違いなく有用です。

しかし一方で上記の手段だけで「勝つ」状態、すなわち利益が手元に残る状態まで至れるかというと、そこには論理の飛躍があると考えられます。

結局は、手法によってトレンドを認識し追随しないことには勝つ状態には至れません。

仮に手法が全く存在しない、完全にランダムなトレードをした場合、確率の偏りによる連勝数、連敗数を想定する事すら困難です。

手法はその性質によって、連勝する環境(と連敗する環境)が定義されます。連勝する環境、連敗する環境が明らかになってこそ上記連勝連敗設定が活きると考えられます。

資金管理と手法を両輪として機能させることで始めて、勝つ状態に至れるのです。

当コンテンツは為替相場等に関連する一般的な情報の提供を目的としたコラムです。特定の投資方法等を推奨するものではなく、また投資の勧誘を目的とするものでもありません。 コンテンツの内容につきましては万全を期すよう管理しておりますが、その正確性や普遍性を執筆者が保証するものではありません。記載内容に因り万が一損失が発生した場合においても、執筆者は一切の責任を負うことは出来ませんので、ご了承のうえでご参照ください。 当コンテンツの無断転用や再配布は固く禁じます。

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