国債利回りとその調べ方について(Trading View調べ)

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為替、通貨間の強弱をファンダメンタル的に分析するのであれば、金利はまず抑えるべき重要ファクターとなってくるでしょう。

金利を把握するにはリスクフリーレートである国債利回りをまず理解、把握することが大事です。

本記事ではTrading Viewを使用した国債利回りの調べ方及び国債利回りの簡単な解説及び国債利回りを用いた分析方法の示唆を行います。

国債利回りの調べ方(Trading View調べ)

Trading Viewを用いた検索方法を以下ご紹介します。

Trading Viewを使用していない方は、是非この機会に使ってみることをお勧めします。(Trading Viewサイト)

なお、Trading Viewには有料版、無料版とありますが金利の検索は無料版でも可能です。

上記URLから始めて入られた方は、画面上部「チャート」のボタンを押下するとチャートのページに飛びます。以下はそのチャート画面に入ったうえで読み進めてください。

上記画面スクショに基づき解説します。

画面左上ボタン(JP01Yと表示されている箇所)を押下すると画面中央部「シンボル検索」の窓が開きます。

そこで、図中のように「債券」のタブを選択(選択中:青色表示)したうえで、調べたい国のコード英文字2文字を入力します。

以下は国コードの参考例です。

  • 日本…JP
  • アメリカ…US
  • EU…EU
  • イギリス…GB
  • 豪州…AU

国コードを入力すると、図中のように各年限の「国債価格」と「国債利回り」が一緒に表示されるのでお尻に「Y」のついた方を選択しましょう。

また、各シンボルに記載された数字は、その年限(Mであれば月)を示しています。

例:JP01Y… 日本国債の1年間利回り

選択すると、画面中に当該期間の国債利回りチャートが表示されます。

なお、こちらはCFD価格≒債券先物価格となっています。

国債利回りについて

国債利回りが重要である理由

国債の特徴について以下の通りです。

  • 国家の信用をもとに発行される債券であり、国家のデフォルトリスク(僅少)以外のリスク要素がない
  • 短期債利回りにおいては、市中金利(民間銀行での利率)を反映し、長期債利回りにおいては、政策金利を反映するとされている

やや極端な言い方をすれば、国債の表面利率(発行時に保証される利率)は短期金融市場における実勢利率だけを反映しており、

また、国債利回り(既発債が市場で売買されることによる利率変動⇒例:割引債の場合、償還額/購入額)は、国家の景気動向や、景気動向を踏まえた政策に対する市場評価だけを反映していると言えるでしょう。

他のファクターが介在しないという点で、国債利回りを「ある国家の金利」と見ることが出来、その点で国債利回りが重要であるということになります。

また、年限ごとの国債利回り(イールドカーブ)の形状を見ることで、将来景気動向を市場がどう評価しているか推測することも可能になります。

国債利回りを用いた分析例

国債利回りを用いた分析例としては、例えば以下のようなものがあげられるでしょう。

  • 2国間国債利回り差(長期債)の変動と実際の為替レート変動の比較、相関分析
  • ある基準時点における2国間国債利回り差(短期債)と同期間における為替レート変動の検証(カバー無金利パリティが成立しているかの検証)

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