指値注文は具体的な値動き予想に基づいて出されるべきです。
逆に言えば、値動き予想から外れた動きを確認次第、指値注文を解除するべきでしょう。
指値注文で利益が出るパターンは上昇トレンドの押し目、下降トレンドの戻りに入れるからこそ有効に機能することを忘れないでください。
具体的な指値注文の有効期限を考えるとすれば、例えば市場の切り替わり時点です。(デイトレードの場合)
東京市場で出した指値注文がロンドン市場オープンに約定せず、残ったままであれば解消したほうが良いでしょう。
機関投資家(銀行等)がどのようなトレードをするかを想像すれば、なぜ注文を解消すべきかイメージしやすいでしょう。
機関投資家は、成行注文するにせよ、指値注文するにせよ、業務時間中に注文を行います。
また業務時間の終了とともにポジション解消、指値注文の解除を行うと考えられます。業務時間外の価格変動リスクを減らすためです。
この市場切替を経てもなお、約定していない指値注文は逆の流れに巻き込まれて約定後即損切となることが多いのです。
ニューヨーク市場に参加しきれないからといって、寝る前に指値注文を出して寝てしまう、ということもよくあるパターンですが、こちらも同様の理由で非推奨です。
ニューヨーク市場終わり際のポジション解消で値動きの流れが変わったとしても、気づくことなく指値注文が約定してしまうからです。
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