Zigzag(ジグザグ)の計算方法とパラメータについて

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今回は、Zigzagの計算方法と、トレーディングビューに標準装備されているツール「Zig zag」のパラメータの意味について説明します。

Zigzag(ジグザグ)の計算方法

Zigzag凡例

Zigzagをチャート上に描画すると、上図のように高値と安値のポイントが表示されると思います。

しかし、この高値と安値がどのような基準で計算されているかご存じでしょうか。

Zigzagの計算は何をしているかというと、価格の高値と安値の変化率を求め、その変化率の絶対値が一定以上の場合に、その時点をZigzagの点として描画します。変化率の絶対値が一定以上であることで、価格の小さな変動に反応せず、大きな変動にだけ反応するようになっています。

Zigzagのパラメータについて

もちろん、上記の計算原理だけでパラメータがなければ、どの程度、どのくらいの長さの期間の価格変化を持って折り返し地点と見るか厳密ではないため実際に線をプロットすることが出来ません。

そこで、ZigzagツールではLegsとDeviation for reversals%という2つのパラメータを設定可能です。

Zigzagのパラメータ

ここでいうところのLegsは、Zigzagの一本の足(一つの波)の長さを表します。つまり、Zigzagが1本の波を形成するために必要な価格変動の最小単位を指定するパラメータです。

15分足で、10と設定すれば、10本分=150分より短い波は形成しないように出来ます。一方で、後述するDeviation for reversals%の折り返し率まで価格が反転しない限り、300分経とうが、1200分経とうがZigzagは更新されません。

Deviation for reversals%は、こちらがZigzagの主たるパラメータの価格変化率です。

最高値⇔最安値の値の変化率が、ここで定めた%を超えた時点で(+上記のLegs期間要件を超えたうえで)、元の最高値(最安値)に新しいZigzagがプロットされるのです。

実際のチャートだとイメージしづらいので、以下の例で考えてみましょう。

簡単な変化率とLegs前提を置いて上図のように考えてみると、

まず①期間3時点で元値100から2%価格が上昇したので、下のZigzagとして100がプロットされます。

また、②期間5時点で、元値102から2%価格が下落したので、上のZigzagとして、102がプロットされます。

最後に、③期間100時点で、元値98から価格が2%上昇したので、下のZigzagとして98がプロットされます。

上図の簡単な例でも分かる事は、期間6~10のように、設定した変化率をいつまでも価格が上回らない限りは新しいZigzagがプロットされないということです。

これはつまり、把握すべき時間軸のボラティリティ(1日の間のボラティリティなのか、1月なのか、1時間なのかなど)が明確になっていないとZigzagを使う意味があまりないということでもあります。

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